令和5年4月12日

1. デジタル技術の重要性

デジタル技術の活⽤は、顧客満⾜度を向上させ、当院の競争⼒に対し好影響を及ぼす⾮常に重要な要素だと考えています。
具体的には以下の 3 点より、競合優位性が⾼まります。

労働⽣産性の向上

CALNEO smart V S47 はレントゲンの磁気読み取り作業を省略します。また、新規GE エコーである Versana Active と既存のエコーで得られたデジタル画像と合わせて⼀括で管理できるようになるため診察効率が格段に向上します。呼吸器ベントスターや動物モニターBSM-5392 は呼吸管理を⾃動化し、⿇酔管理作業の労⼒を削減します。このように最新のデジタル技術を活⽤することで、院内の労働⽣産性を向上させます。

⾒える化の推進

CALNEO smart V S47 は分解能の⾼い画像を映し出すため⼩さな患部でもはっきり捉えます。また Versana Active はコントラストや周波数調節機能により、視覚的に把握しにくい⼩型ペットでも⽣体内の詳細な画像が得られます。以上より、飼い主様に病状を⽬で⾒て理解していただき治療を進めることができるようになるため、インフォ ームドコンセントが徹底されます。

安全性の向上

デジタル技術により⾼画質の画像を得ることにより⾼精度の診断を下し、適切な治療を施すことができます。また、⿇酔管理作業を⾃動化することで、⼈為ミスがなくなり、安全性が向上します。⾎液ガス分析器 GASTAT-pro を導⼊することにより緊急時や⿇酔前検査で塩基平衡を確認し⿇酔の安全性を⾼めます。

2. 上記を踏まえた経営ビジョン

「デジタル技術の活⽤により、当院完結の医療を提供し総合病院的役割を果たす⼀次診療施設へ」

当院は特に外科・循環器内科に強みをもっております。本事業を通じたデジタル技術の導⼊により検査能が向上し、外科・循環器内科をはじめとする各診療科においてより⾼度な医療を提供し、治療を当院のみで完結できるようになります。このように、デジタル技術の活⽤は当院内と患畜、飼い主様に多くのメリットをもたらします。その結果、顧客満⾜度の向上により患者来院数が増加し、経営⾯で弊社に寄与します。

3. 経営ビジョンの実現のための戦略

  • 腫瘍・循環器疾患以外にも今後継続的にデジタル技術導⼊の検討
  • デジタルリテラシー強化を⽬的とした教育
  • 上記をより推進するための DX 化領域に関連する外部専⾨家との連携

4. 戦略推進のための組織体制

中山動物病院 院長 中山 功

PAGE TOP